仕立て屋のKAZU

漢なら、挑戦し続けなければならない。

生涯忘れられない言葉

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どうも!

仕立て屋のKAZUです。

 

会社員として勤めていた時のお話しをしようと思います。

 

僕は営業をしていました。

 

入社して

右も左も分からない状態から

営業に出され

 

自分なりに色々と勉強して

とにかく訪問量をこなして

営業の仕方を

一個一個覚えていきました。

 

しかし、最初は本当に

何も一個も売れなくて、、、、

 

何をどうしたら売れるのか

全くわかりませんでした。

 

だんだんと

営業がしんどくなり

仕事が嫌になり、はや2ヶ月ほどで

サボり癖が出てきていました。

 

営業者の中でYouTubeを見たり

時にはお昼寝したり

カフェでくつろいだり

 

「何かを変えないといけない」

「売れている人はいるんだから自分にできないはずはない」

 

そう言い聞かせ

僕は、考え方を変えることにしました。

 

今している仕事を楽しいものに

自分で変えよう。

 

そう思った時に

まず、僕は人と関わることが好きなので

営業自体は嫌いというわけでは

ありませんでした。

 

ただ、何も結果が出せない自分に

落ち込み始めていたんです。

 

「どうせ売れないならお客様と楽しい会話でもして帰ろう」

「もう商品は売らない」

「名刺交換して話して帰ろう」

 

そっちの方が自分も同じ営業訪問でも

50倍楽しい!!

 

この方針に切り替えて

営業しました。

 

「この近くのこのお店めっちゃ美味しいですよ」

「暑いのでコーラ買ってきました!一緒に飲みましょう!」

「この家具オシャレですね〜どこで購入されたんですか!」

「ホークス負けちゃいましたね。」

 

とにかくたわいもない話題や話をして

商品の案内なんか

「お手隙の際にでも見ていてください」

その言葉だけで、なんの案内もしていない。

 

自分の自己満足。

そう思いながら訪問していました。

 

だけど、本当にそれだけでも

僕はどこか満足感というか充実感というか。

楽しかったんです。

 

こんな結果なんか気にしない

営業活動の仕方を続けていて

ふと気づいたことがあります。

 

それは、、、

 

「お客様との接触時間が長くなったこと」です。

 

以前までは

商品のパンフレットを持っていって

「こちらの商品いかがですか!」と

訪問していました。

 

「忙しいから!」

「そこに置いといて」

「うちは要らないよ」

 

9割この言葉で跳ね返されて

終わりです。

 

しかし、商品の案内をしなくなった途端

お客様とお話しする時間ができていたんです。

 

そんな中、お客様から

雑談の途中で

「笑顔がいいね」

「楽しそうだね」

と言われました。

 

ドキッとしました。

 

僕は、無意識だったからです。

 

さらにそこから

「商品見せてよ」と

お客様の方から言われました。

 

この時の衝撃を今でも覚えています。

 

今まで自分の口からし

商品の発信をしていなかったのに

お客様の方から

商品の名前が出てきて、興味を持っていただいたんです。

 

そこから、お客様からいただいた質問や要求に

丁寧に細かく対応していき

 

約1ヶ月後、、、、

 

なんと、初受注!!!

自分の人生で

初めて自分の手でできた

お客様。

 

商品納品後には

これまた生涯忘れることないお言葉を。

 

「あなただから買ったんだよ」

 

涙が出るほど嬉しかった。

 

この言葉がどれだけ嬉しいことか。

どれだけ幸せだと感じられるものか。

 

営業とは、

「物」を売ることではない。

「僕・コト」を売ることである。

 

自分という人を知ってもらい

お客様の信頼を積み重ねていく。

 

それは、商品の提案をしているだけでは

絶対に掴み取れません。

 

自分が楽しくお客様と向き合い

お客様の声に全力で耳を傾けること。

 

これは、もちろん初めて受注いただいたお客様はもちろん

これまで出会った全てのお客様から

教えていただいたもの。

 

どれだけお客様はかけがえのないものなのか。

本当に感謝しています。

 

これから出会う人全てのご縁に感謝し

自分という人間がほんのちょっとでも

相手のお力になれる様に

 

何ができるのか。

何をやるべきなのか。

 

常に考えて

感謝していただける人を増やしていきたいです。

 

AIなど騒がれている日々ですが

最終的には

「人と人」です。

 

今、目の前にいる人をハッピーにさせられることに

全力で動きたいと思います。